本校では、2019年度入学生から生徒全員がiPadを所持し、ICTを活用した学習の支援や家庭での学習に利用してきました。三月からの休校期間は、このiPadやご家庭のPC等を使って、家庭で継続的に学習ができるようにオンライン授業を行いました。オンライン授業では、利便性を考慮して、ベネッセコーポレーション社の学習支援クラウドサービスClassiとマイクロソフト社Web会議アプリTeamsを利用しました。
オンライン授業は、自己学習型・オンデマンド型・リアルタイム型の3つの形態があります。本校では、それぞれの形態を組み合わせながら、次のようにオンライン授業を実施しました。
〇授業の時間割に合わせて、家庭学習ができるよう、授業資料や課題などのオンライン配信。
〇オンラインでの質問のやりとりや課題提出。
〇自らの学習を振り返りながら個々の学びに合わせて学習ができるよう、自動採点機能のあるWebテストやWebドリルの実施。
〇学習内容の理解を高めるために、先生方が自作した授業動画や標準で搭載されている授業動画の配信。
〇オンラインでのリアルタイム型ホームルームや面談、教科授業の実施。
今後、コロナ禍による休校だけでなく自然災害などによる休校も想定され、オンライン授業の必要性や重要性が高まると予想されます。そのため、より良い学習環境の整備のために、オンラインの特性を考慮した授業展開の研究を進めていきます。