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初等・中等教育統括部長挨拶

豊かな人間性と高い学力の実現できる学校を目指して

初等・中等教育統括部長
高橋 正尚

 中等教育では、家族生活で培われる情操、社会の一員として、さらには国民として共通に身につけるべき基礎・基本を確実に習得することが求められています。建学の精神である「感謝と奉仕に生きる人づくり」を基盤に、「豊かな人間性」と「高い学力」、「健やかな体」を目指します。

 学校教育は、教育課程を通して教育目標を実現していくことです。特に学力の三要素である「基礎的な知識・技能」、「これらを活用して課題解決するために必要な思考力、判断力、その他の能力等」、「主体的に学習に取り組む態度」を習得させる教育活動を強力に推進していきます。高い学力を実現するためには、授業力を向上させ質の高い授業を実践していくことが不可欠です。

 令和3年夏に完成した新校舎は、その目標を達成するために様々な工夫が凝らされています。一例として、図書館は3、4階の中心部に位置し、広いスペースは開放感を演出し、65000冊以上の蔵書があります。2階には多目的ホールであるラーニングコモンズがあり、ICTルームや情報処理室等一体的につながり、調べ学習や授業にも活用しやすく設計されています。そのようなダイナミックな新しい環境のキャンパスで、教職員が一丸となって、不断に学び、考え、様々な課題に向き合い自分の力で解決し、自らの人生を切り拓いていくことができる子ども達の育成に力を尽くしていきます。