「さまざまな文章を読み、的確に理解し、味わう力」、「情報をもとに自ら考え、判断する力」、「自らの考えを適切に伝え、表現する力」を身につけ、社会に貢献できる女性に育ってほしいと考えています。音読や発表など声に出して表現することを大切にし、積極的に伝え合う姿勢を育みます。漢字や語句の学習などを通して、考えて表現するための土台を作っていきます。
数学では、物事を科学的に観察し処理する力を身につけます。また、日常生活の中にあるさまざまな疑問を解決するために、「自ら考え判断する力」、「与えられている情報を駆使して課題を解決する力や、それらを表現し伝える力」を数学の授業を通して養います。課題を解決したときの喜びや達成感を得ることで、どんな課題にも積極的にチャレンジする姿勢を育てていきます。
英語は多くの国と地域で言語や文化が異なる人同士をつないでいます。グローバル社会で活躍し、より多くの人とつながるために、「読む、聞く、話す、書く」トレーニングを徹底させながら総合的な英語力の育成を目指します。また、単に言語を習得するだけではなく、グローバル化の進む社会で生きていくために必要な世界に関する知識を深め、多様な価値観を理解し尊重する姿勢を身につけてほしいと考えています。
理科は「実学」です。実際に起こる現象や実物そのものについて学びます。授業では学習内容をより的確に、またリアルに理解できるように、実験や観察を大切にしています。身の回りの物質や現象の中で「なぜ?」と感じることがあれば理由やしくみを調べ、順番に分析的に再現性を保ちながら考えることで「科学的な思考力」が養われます。理科の学力に止まらず、複雑な事象を自分なりに解きほぐし解決する力が身に付きます。
社会は「考える力」を身につける教科です。社会の授業で学んだ知識は私たちが生活する社会を理解するためのものです。知識と知識が結びつくと、身近な社会から日本、そして世界へとより大きな社会の理解につながります。そして、知識の積み重ねが「考える力」となります。変化の絶えない今日の社会の中で、自らが貢献できることを考えてほしいと望んでいます。
体育実技では、人工芝のグラウンドや室内プールをはじめとする充実した施設を活用し、運動の楽しさや、協力の大切さを学んでいます。武道の単元では神奈川県で唯一「なぎなた」を扱い、相手を尊重する武道の精神に触れています。保健分野では生涯にわたって健康を保つ方法や、自分にもできる社会貢献の在り方について考え、自ら実践する力を育てています。
歌唱・楽器演奏を通して、音楽を楽しむ心を大切にしながら、一人ひとりの感性や想像力を育てていきます。また、さまざまな国や時代の音楽を学ぶことによって、伝統的な芸術表現を学びます。毎年恒例の合唱コンクールでは、クラス全員が心をひとつにして作りあげたハーモニーに共に感動し、歌う喜びを共有することができます。
美術は、美しいものを技(術)を使って創りあげていく教科です。授業では造形技術の習得だけでなく、「美しい」とは何かを一緒に考え制作します。そのために自己の考えをまとめるコンセプト文の作成や世界美術史の講義もあります。1つの作品に2~3か月の時間をかけ、じっくりと取り組むので、制作を通して自己を見つめていく機会につながっています。
大人になって振り返ると生活に必要なことは家庭科で学んだことが多いことに気づくはずです。授業では、自分の日常を振り返りながら生活をより良くする工夫を考えます。また、調理実習や被服製作実習などの実習を多く取り入れ、実生活の中で通用する知識の習得や技術の育成に取り組んでいます。