2月12日(水)5時間目、鎌倉市市民防災部観光課の方をお招きして、高等部2年生の代表者による鎌倉プロジェクトの発表が行われました。鎌倉プロジェクトとは、高等部1年生の頃から継続している総合的な探究の時間の取り組みです。
約一年前に観光課の方をお招きして、生徒たちに鎌倉市の現状や課題について講演をしていただきました。その結果、良好な環境の保全及び向上を目的として鎌倉市が定めた「鎌倉市公共の場所におけるマナーの向上に関する条例」をさらに知ってもらう必要があることが分かり、条例を周知するためのアイデアを考えて、観光課の方に提案するための準備を一年間かけて進めてきました。
アイデアを考えるにあたって、昨年6月には迷惑行為が起きそうな場所を事前に想定して鎌倉で実地調査を行いました。この調査で分かった実態をもとに各自がまとめた報告レポートを11月のみどり祭で展示しました。さらに、これらを踏まえて考えた条例周知のアイデアを三学期に各クラスで1人ずつプレゼン形式の発表を行い、クラスごとに代表者2名を決定しました。
そしていよいよ、同じ学年のみんなが見守る中、観光課の方に向けて代表生徒10名による発表が行われました。代表者たちは緊張した面持ちでしたが、自分で考えたアイデアをしっかりと観光課の方に伝えることができました。
最後に観光課の方から全体について講評をいただきました。地域の方には条例になじみがあるものの、観光で来る方に対してさらにアプローチが必要である点や、今回のアイデアを今後の鎌倉市が企画する計画に取り入れることも検討したいとお話しいただきました。